平成22年08月15日
昨日、「歸國」というドラマを見ました。倉本聰さんが脚本を手掛けられました。内容はというと、60余年前に南海に散った人々の英霊が、現代の日本に来て、その現状を南海に眠る仲間たちに伝えるというものでした。
登場人物には陸軍士官学校出身の部隊長から、学徒動員で出征した少尉、浅草でテキヤをしていた上等兵まで様々な人物がいました。それぞれの登場人物がいろんな形で現代の日本を見ていきます。それを見た英霊たちの魂の叫びが私の心を打ちました。当然のことですが、みな一人の人間で、苦悩しながら戦いに赴いたわけです。国の代表が靖国神社を参拝しないことに憤る画学生であった少尉もいました。恋人と再会して一緒に楽器の演奏をした、音楽学校で学んだ少尉もいました。自慢の妹が戦後は苦労して息子を大学教授まで育てたのにもかかわらず、病気してからは家族が見舞いにも来ないことに激怒する上等兵もいました。
英霊たちが命を賭して守ろうとした日本が、このようなことになってしまったことを申し訳なく思い、見ながら何度も涙を流しました。同時にこのような現状を少しでも変えていき、英霊たちに安らかに眠ってもらえるような社会を作るのは私たちの責務であると思いました。
口先だけの反戦を唱える昨今の薄っぺらいドラマと違い重厚感のあるドラマで、見ている間は息をするのも忘れるくらいドラマに引き込まれていました。本当に素晴らしいドラマでした。
一人でも多くの人、特に子供さんだったり若い人に見てほしいドラマです。