ひとひらのことのは

宮司の田邉です。2月20日の熊本日日新聞の朝刊の投稿欄に「育休退園」について書いた投稿が採用されました。

「育休退園」とは投稿にあるように、保育園に子供を預けている親が次の子供を出産し、育児休業を取得すると、園児を原則として退園させる制度のことです。

この記事には書けませんでしたが、全国の主要100都市で育休退園を導入しているのは10都市以下で、その中でも一番厳しい制度を導入している都市の一つが熊本市なのです。同じ政令市の静岡市は育休退園を導入していましたが、来年度から廃止するそうです。

これも字数の関係で書けませんでしたが、育休退園させられた上の子の生活リズムを家にいることに慣れさせるのに数ヶ月かかり、産後の世話に追われる母親にとって、二重の負担になるそうです。それが原因で産後うつになる人もいると聞きました。

専業主婦(夫)は何人もの子供の面倒を見ているという意見もあるでしょうが、現在では共働きをしていない家庭は生活に余裕があり、祖父母などにも育児を依頼できる家が多いということがあります。うちは父が亡くなり、母はパートで働いており、義母は大分にいることから、育児を手伝ってもらうことは難しい状況にあります。

待機児童の解消策についても、他にも保育士の待遇改善によって、保育士の就職や復職を促すという方法もあります。国家資格を取得して就職したのにもかかわらず、月給が15万円もいかないというのはおかしな話です。保育士全体の平均給与も、全業種の平均給与より月額で10万円くらい低いのです。

保育園で保育士として働いていたが、子供が保育園に入れず、やむをえず退職した人も私の知人にいます。保育士1人で子供を最低でも3人は見ることができるのですから、保育士の子供の優先して保育園に入園させる制度も導入すべきです。

今回は育休退園について書きましたが、保育士の待遇の低さや男性の育休取得についても思うところがあるので、いずれ書きたいと思っています。



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