ひとひらのことのは

先日、出張でのご祈願をお願いしたいとの電話がありました。お金のことでトラブルになるのは避けたいので、冒頭に、「当社では団体様の出張でのご祈願のご祈祷料は3万円で別途5000円のお供えの代金をいただきます。」とご説明いたしました。

先方の口から最初に出たのが、「高いですね。」との言葉でした。こういう言葉が出た時はキャンセルされることが多いのですが、お願いしますとの事でしたので、必要事項をお尋ねして電話を切りました。

その数分後電話がかかってきたので、もしかしたらキャンセルかもと思ったら、案の定キャンセルの電話でした。
その判断を否定するつもりはありません。その方にとっては高いからキャンセルされたのでしょう。

それでは、出張のご祈願にどれだけ時間がかかるのでしょうか。まずご祈願のために祝詞を作成するのですが、祝詞の文面を作成するのに、1時間から2時間かかります。さらに祝詞を清書するのに1時間かかります。それから、ご祈願のための祭壇や神饌(お供え物)、装束を準備するのに1時間かかります。

当日は出張先までの移動時間と祭典の準備に1時間。祭典の時間が約30分。片付けと神社までの移動時間で1時間かかります。神社に帰ってからも道具の片付けに30分以上はかかります。

合計すると6時間以上は出張祭典のために費やすことになるのです。

出張祭典のご祈祷料が安いとはいいませんが、出張祭典にはこれだけの時間がかかるということは理解してもらえたらと思います。


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