ひとひらのことのは

英霊の言乃葉

平成19年03月29日

みなさんは『英霊の言乃葉』という冊子をご存じでしょうか。『英霊の言乃葉』とは、靖国神社の社頭に掲示された英霊の遺書、遺詠、家族への書簡等を本にまとめたものです。終戦50年に当たる平成7年に第1輯が刊行され、現在第8輯まで刊行されています。

『英霊の言乃葉』には解説などは一切書かれていません。英霊の生の言葉が直に伝わってきます。今日はわたしが感銘を受けた書簡を紹介しましょう。この書簡は『英霊の言乃葉』の第6輯に収められています。


出発の朝「入隊に際して」  
  海軍少佐 古川正崇命
   神風特別攻撃隊振天隊 
   昭和20年5月29日沖縄近海にて戦死
   海軍第13期飛行予備学生
   大阪外国語大学 奈良県出身


二十二年の生
全て個人の力にあらず
母の恩偉大なり
しかもその母の恩の中に
また亡き父の魂魄(こんぱく)は宿せり
我が平安の二十二年
祖国の無形の力に依る
今にして国家の危機に殉ぜざれば
我が愛する平和は来ることなし
我はこのうへもなく平和を愛するなり
平和を愛するが故に
戦ひの切実を知るや
戦争を憎むが故に
戦争に参加せんとする
我等若き者の純真なる気持を
知る人の多きを祈る
二十二年の生
ただ感謝の一言に尽きる
全ては自然のままに動く
全ては必然なり


この書簡からは戦争を憎み平和を愛する気持ちが伝わってきます。戦争を憎む人でさえ戦場に赴かなければいけないところに戦争の悲劇があるのです。学校でも平和教育が行なわれていますが、「戦争は悪」「平和は守らなければならない」と子供たちに言い聞かせるより、英霊の遺書や書簡を読み聞かせる方が子供たちの心に響くのではないかと思います。

みなさんも機会がありましたら、『英霊の言乃葉』を一度ご覧になってください。涙なしでは読めないでしょう。

『英霊の言乃葉』は靖國神社のご社頭で購入できますが、郵送での購入も可能です。詳しくはこちらのリンクをご参照ください。
http://www.yasukuni.or.jp/item/hanpu.php


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