ひとひらのことのは

東日本大震災

平成28年03月11日


本日は東日本大震災の発生から5年の節目の年にあたることから、東日本大震災復興祈願祭を斎行いたしました。今回は熊本県神社庁を通して福島県産のリンゴを購入し、ご神前にお供えいたしました。

福島県産の農水産物は未だに風評被害に遭っています。熊本では福島との距離があることから、なかなか福島県産の農水産物が流通することがありませんが、こうした機会を見付けて福島の生産者の方たちの力になれればと思います。

なお、リンゴはお供えした後にいただきましたが、とても甘くて美味しいリンゴでした。

地震からちょうど1年経った時のブログに、「復興への道程はまだ道半ばです。これからも被災地や被災者に思いを寄せ、自分の出来る範囲でいいので、被災地や被災者を支えていきたいですね。」と書きましたが、それから4年経った今でも、復興は道半ばどころか未だに避難者が17万人を超えるなど、まだまだ先の見えない状況にあります。被災地以外では東日本大震災は過去のものになりつつありますが、これからも被災地や被災者に思いを寄せていきたいものだと思います。


宮司の田邉です。2月20日の熊本日日新聞の朝刊の投稿欄に「育休退園」について書いた投稿が採用されました。

「育休退園」とは投稿にあるように、保育園に子供を預けている親が次の子供を出産し、育児休業を取得すると、園児を原則として退園させる制度のことです。

この記事には書けませんでしたが、全国の主要100都市で育休退園を導入しているのは10都市以下で、その中でも一番厳しい制度を導入している都市の一つが熊本市なのです。同じ政令市の静岡市は育休退園を導入していましたが、来年度から廃止するそうです。

これも字数の関係で書けませんでしたが、育休退園させられた上の子の生活リズムを家にいることに慣れさせるのに数ヶ月かかり、産後の世話に追われる母親にとって、二重の負担になるそうです。それが原因で産後うつになる人もいると聞きました。

専業主婦(夫)は何人もの子供の面倒を見ているという意見もあるでしょうが、現在では共働きをしていない家庭は生活に余裕があり、祖父母などにも育児を依頼できる家が多いということがあります。うちは父が亡くなり、母はパートで働いており、義母は大分にいることから、育児を手伝ってもらうことは難しい状況にあります。

待機児童の解消策についても、他にも保育士の待遇改善によって、保育士の就職や復職を促すという方法もあります。国家資格を取得して就職したのにもかかわらず、月給が15万円もいかないというのはおかしな話です。保育士全体の平均給与も、全業種の平均給与より月額で10万円くらい低いのです。

保育園で保育士として働いていたが、子供が保育園に入れず、やむをえず退職した人も私の知人にいます。保育士1人で子供を最低でも3人は見ることができるのですから、保育士の子供の優先して保育園に入園させる制度も導入すべきです。

今回は育休退園について書きましたが、保育士の待遇の低さや男性の育休取得についても思うところがあるので、いずれ書きたいと思っています。



祈年祭

平成28年02月17日

本日は祈年祭(きねんさい・としごいのまつり)をご奉仕いたしました。祈年祭とは、皇室の弥栄と国家・国民の一年の安泰を祈るお祭りです。我々の主食である米(稲)の豊穣を始め、あらゆる産業の発展、国力の充実が祈られます。神社の祭典は大祭・中祭・小祭の3つに分けられていますが、祈年祭は11月23日の新嘗祭と同様に大祭とされており、日本人と農業の深い繋がりを感じることができます。


天長祭

平成27年12月23日

本日、天皇陛下が82歳のお誕生日を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。本日は宮中三殿では天長祭が行なわれ、宮殿において天皇陛下お誕生日祝賀の儀が行なわれます。

また、全国の神社でも天長祭として奉祝するとともに、天皇陛下のご長寿とますますのご健康をお祈りする祭りが行なわれます。当社でも天長祭を斎行いたしました。なお、天皇誕生日は明治初期から終戦直後に至るまでは天長節と呼ばれており、皇后陛下のお誕生日は地久節と呼ばれていました。

天皇陛下はわたしたちの幸せを常に願っていらっしゃいます。また、宮中では天皇陛下がお祭りをされることがしばしばありますが、その時も八百万の神や皇室のご先祖に国民の幸せや世界の平和をお祈りされています。本日は、天皇陛下がこのように国民のことを思っていらっしゃることに感謝し、天皇陛下のご健康とご長寿をお祈りしましょう。


新嘗祭

平成27年11月23日

本日は新嘗祭を斎行いたしました。日本書紀によると、皇御孫命(すめみまのみこと、天照大神の孫である瓊瓊杵尊<ににぎのみこと>のこと)が高天原より葦原中津國(あしはらのなかつくに、日本のこと)に降臨される際に、天照大神が斎庭の稲穂(ゆにわのいなほ)をお授けになりました。皇御孫命は葦原中津国でこの種をお育てになり、これが我が国の農業の始まりとなったのです。このご神恩に対する感謝のお祭りが新嘗祭です。

この日は天皇陛下が装束を着け、皇居内の神嘉殿(しんかでん、天皇が神々をお祀りになるための建物)にて五穀豊穰を神様にご奉告され、おんみずから新穀をご神前にお供えになり、ご神恩を感謝された後、おんみずからもお召し上がりになります。その宮中の儀にならい全国の神社でも新嘗祭が執り行なわれます。

本日11月23日は戦前も戦後も祝日ですが、昭和21年までは「新嘗祭」と呼ばれる祭日でした。しかし、占領軍により名称を変更させられ「勤労感謝の日」になりました。「勤労感謝の日」は「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としています。

ちなみに海外では宗教にゆかりのある祝日は珍しくありません。政教分離が徹底していると言われるアメリカやフランスでも、クリスマスを始めキリスト教関連のお祭りの日が祝日になっています。

ハロウィンやクリスマスで盛り上がるのもよいとは思いますが、こうした日本古来のお祭りにも関心を持ってみるのもよいのではないでしょうか。


参考文献及びサイト
・神社本庁教学研究所監修 『神道いろは』 神社新報社
・國學院大學日本文化研究所編『神道事典』弘文堂
・ウィキペディア


全 284 件中 11 〜 15 件目を表示 1, 2, 3, 4, 5, 6 ...57

« 前の5件 次の5件 »