ひとひらのことのは

コーディネーターさんが先生のところに行かれた後、しばらくすると、看護師さんが採血にやってきました。採血は献血で慣れっこなので、痛みは全然気になりません。またしばらくすると、今度は身長と体重を計測するということで、測定する部屋に移動しました。身長は179.5cm、体重は77.6kgでした。10日間ほどアルコールを控えていたので、若干体重が減っています。

それから部屋に戻り、看護師さんに食事の好き嫌いの確認や、普段のお通じのこと、夜は眠れるかどうか、アレルギーの有無などを聞かれました。眠れない時は睡眠導入剤があるそうなので、言ってほしいとのことでした。

コーディネーターさんは先生との話を済ませ、わたしのところへ戻ってきてから帰られました。

5時半ごろにはおしぼりのサービスがありました。これにはびっくりしました。今は病院もサービスがいいのですね。お湯飲みはお持ちですかと聞かれて、しまったと思いました。確かに入院の案内にはお湯飲みがいりますと書いてあったのですが、別にいいだろうと思ってました。そういったわけで、母に持ってきてもらうことにしました。

夕食は6時です。量が少ないなと思いつつも、運動している訳ではないので、意外とお腹にたまりました。当然ながらあっさりめな味付けでしたが、思ったよりもおいしかったです。

7時半頃に、看護師さんが腰の毛をチェックしに来ました。腰に針を刺して骨髄液を採取するので、腰の毛が濃い場合は剃毛する必要があるそうなのですが、わたしはその必要がありませんでした。

それからは検査もなかったので、本を読んだりテレビを見ていたりしていると、消灯の時間がやってきました。消灯は10時です。普段はそんなに早く寝ないので、さすがに眠れません。それに、病院はナースコールが鳴ったり機械の音が鳴っていたりと、意外と夜も騒がしいのです。というわけで、寝ついたのは12時頃でした。


つづく


先日、骨髄の提供を行ないました。骨髄移植という言葉を聞いたことはあっても、詳しいことまでをご存じの方は少ないのではないでしょうか。今回わたしが骨髄提供のために入院し手術を受けた経緯を書くことによって、骨髄の提供がどのように行なわれるかを知っていただければ幸いです。なお、骨髄提供に関する日時や入院場所はインターネットでは公表しないことになっています。どうかご了承ください。

さて、入院の当日ですが、午後2時に病院の入り口でコーディネーターさんと待ち合わせて、入院の手続きをしました。健康なのに入院というのも妙な気分です。

手続きを済ませて受付で待っていると、看護師さんがやってきて病棟へ向かいます。個室なので、他の患者さんに気を遣わなくていいというのは有り難いです。ドナーさんによっては大部屋に入ることもあるそうですが、他の方は病気で入院されているので、とても気を遣うそうです。

普段はその病室では骨髄のドナーを受け入れることはないそうで、担当の看護士さんは、入院の間はどうすればいいのかを別の看護師さんに聞いてきてくれました。

まずは、体温や血圧、血中酸素濃度の測定を行ないます。血中酸素濃度は人さし指をクリップみたいなもので挟んで測ります。このような機械があるとは知りませんでした。検査が終わると師長(昔で言う婦長)さんがやってきて挨拶してくれました。

それから担当の先生が来るまで、コーディネーターさんとお話をしていました。熊本では骨髄のドナーさんは年間に10名から20名の間だそうです。毎月1名のペースですが、意外と重なることが多いそうです。わたしは夏場なのでよかったのですが、冬場に提供しなくてはいけない人は体調管理が大変だそうです。

コーディネーターさんが以前に担当された方は骨髄提供の直前に扁桃腺を腫らしてしまい、骨髄提供が危ぶまれたのですが、手術日を1日ずらして何とか提供できたそうです。何日かくらい日をずらしても大丈夫だろうと思う人もいるかもしれませんが、患者さんは骨髄を大量の抗癌剤や放射線で破壊し、生きるか死ぬかという極限の状態にいるので、1日や2日でも日にちがずれると命取りになるのです。

また、沖縄には骨髄を提供できる施設がないので、福岡などで骨髄を提供するそうです。もちろん面接や自己血の採血も県外で行なうらしいので、ドナーさんにとってもかなりの負担です。現在沖縄でも提供できる施設を設置しようという動きがあるそうですが、骨髄を採取しても台風などで骨髄が運べなければ、骨髄が無駄になってしまいます。そういう難しさがあるそうです。沖縄の離島ですと那覇に行くよりも福岡に行く方が早いということもあるそうです。

先生は3時頃来られるとのことでしたが、来られないので、コーディネーターさんは先生のところに行かれました。


つづく


以前にも書いた骨髄提供の話ですが、最終同意も済み、手術の日程も決まりました。

骨髄提供の場合、患者さんの体格にもよりますが、1リットル近くの骨髄液を提供することになります。さすがにこれだけの骨髄液を抜くと体に負担になるので、事前に自分の血液を採取して、手術当日に返血します。

そういったわけで、先日、自己血の採血に行ってきました。成分献血で何十回も採血の経験があるので、採血されることに抵抗はないのですが、さすがに400ミリリットルも採血されると辛いですね。成分献血とは体の負担が全然違います。成分献血は2週間後から再び献血が可能になりますが、400ミリリットルの場合は男性で12週間、女性で16週間経たないと献血が出来ません。その理由を身をもって理解することが出来ました。

400ミリリットルも採血するので、結構時間が掛かるかなと思ったのですが、10分も掛からずに終わったのには驚きました。お医者さんや看護婦さんも驚かれてました。

あと1回採血をする予定ですが、今度は200ミリリットルになります。スケジュール通りに進んでいるということは、患者さんの手術の準備も順調に進んでいるということになります。このまま順調に行ってほしいものです。わたしも怪我や病気には気を付けたいと思います。


つづく


骨髄バンクからのお知らせ

平成19年04月20日

先日、郵便受けを覗くと骨髄移植推進財団から封筒が来ていました。私は骨髄バンクに登録しており、先月ドナー候補者に選ばれ、血液検査等を済ませていました。血液検査の結果は既に出ており、ドナーとして問題なしということだったので、あとはドナーに選ばれるかどうかを待つのみとなっていました。

わたしが骨髄バンクに登録してから13年くらいになりますが、実は今までドナーに選ばれたことがありません。おそらく今回もドナーには選ばれないだろうと思っていたのですが、手紙には「最終的なドナー候補者に選ばれました。」と書いてありました。これから面接を受けて、骨髄を提供するかどうかを決めるわけです。断ることも出来るのですが、ドナーが見付かって喜んでいる患者さんやそのご家族のことを思うと、簡単には断れないなと思います。もちろん提供するつもりです。

ちなみに骨髄提供に関する日時や場所などは、ドナーや患者が特定される可能性があるため、公表しないでほしいとのことです。 それ以外のことは書いても構わないようなので、ブログをご覧になっている方の参考にもなるよう、ブログで経過を書いていきたいと思っています。


つづく


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