ひとひらのことのは

今日、うちの神社に電話で、「今度お宮参りに行くのですが、神社にお渡しする熨斗袋(のしぶくろ)の表書きはどのように書けばいいのですか?」というお問い合わせがありました。普段はなかなか神社でご祈願してもらう機会がないので、ご存じない方も多いようです。「のし袋の書き方」などといった言葉で検索して、当社のブログを見に来られる方も多いようです。

ご祈願の際に渡す熨斗袋に記す表書きにはいくつかの種類があり、「(御)玉串料」「(御)初穂料」「(御)祈祷料」などが挙げられます。

「玉串料」とは玉串の代わり、「初穂料」とはその年に初めて収穫されたお米の代わりに金銭をお供えしたことから、その名が来ています。他には「御榊料」と書く場合もあります。

神社にお供えをする場合は、それが金銭でしたら「玉串料」や「初穂料」の他に「御供」「御神前」と書くこともあります。食物やお酒をお供えする場合には「奉献」「奉納」または「上」と記す場合が多いです。

神葬祭(神道式の葬儀)の際の熨斗袋には、「御霊前」「玉串料」「御榊料」と記します。この場合に注意しなくてはいけないのが、蓮の花を描いた不祝儀袋を用いないということです。これは仏式の葬儀のみに用います。

表書きの書き方を状況に即してご説明しましたが、今までに挙げた書き方でなければ絶対にいけないというのではなく、例えばご祈願の際に熨斗袋に「御神前」と書いても構いません。どうしても表書きの書き方が分からないという時には、当社までお尋ねください。

玉串料を裸で持ってこられる方もいらっしゃいます。絶対にいけないというわけではありませんが、神様にお供えするものですから、せっかくでしたら袋に入れてこられた方がよろしいかと思います。

ただし、当社は環境に優しい神社を目指していますので、裸で持ってこられても構いません。きちんと専用の袋に入れて、ご神前にお供えいたします。熨斗袋や封筒に玉串料を入れてこられた場合は、封筒や熨斗袋はリサイクルに回しています。どうかご了承ください。


神社新報社刊「神道いろは」参照


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