ひとひらのことのは

菅原道眞公と牛

平成19年03月04日

昨日、参拝者の方から、「何で境内に牛の像があるのですか?」と聞かれました。確かに菅原道眞公(菅公)と牛との関わりをご存じない方には、疑問に思えるかもしれません。

当社のご祭神であられます菅原道眞公は承和12年(845)年乙丑(きのとうし)歳のご誕生であります。菅公は延喜3年に薨去(こうきょ。亡くなること)されましたが、その後、ご遺骸を牛車に乗せて進んだところ、間もなくその牛が伏して動かなくなりました。これは菅公の御心によるものだろうということで、その地にご遺骸を葬ることにしました。その場所に今の太宰府天満宮がご鎮座しているのです(太宰府天満宮ホームページを参照)。

こうしたご神縁から牛は菅原道眞公の神使(神様の使者をつとめる動物)とされています。そういうわけで、菅原道眞公をお祀りする神社の境内に牛の像が奉納されているのを、しばしば見ることが出来ます。当社の境内にも牛の像が2体奉納されています。ちなみにわたしも丑年の生まれです。

神使とされる動物にはどのようなものがあるでしょうか。例えばお稲荷さんの狐や八幡宮の鳩や熊野三山の烏です。熊本の藤崎八旛宮では境内の鳩にえさをやることが出来ますが、これも鳩が神使であることから来ているのでしょう。珍しいところでは、三嶋大社の神使は鰻です。神使を境内で飼育している神社もありますが、さすがに牛を飼うのは難しそうです。


当社境内の2体の牛の石像


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