宮司の日記

骨髄提供体験記その8 手術翌日編

朝起きると体温の測定がありました。36度4分で、ほぼ平熱です。まだ骨髄の採取部位には痛みがありますし、喉にも違和感があります。

 

午前8時に朝食を済ませ、午前9時にまた体温の測定がありましたが、今回も36度4分でした。血圧も最低血圧が若干低めでしたが、そう普段と変わりはありません。我ながら丈夫な体です。

 

午前10時半頃に看護師さんが巡回に来られて、採取部位に貼っているガーゼをばんそうこうに交換しました。手術翌日なのに、採取部位に貼るのが普通のばんそうこうというのも妙な感じです。採取部位の痛みが気になりつつも、本を読んだりテレビを見たりしていると、あっというまに正午になり、昼食が運ばれてきました。

 

昼食を済ませ、ゆっくりしていると、午後1時頃に看護師さんが体温と血圧と血中酸素濃度を測りに来られました。午後1時半頃に手術を担当された先生がいらして、退院するかどうかを尋ねられました。まだ採取部位や喉は痛かったのですが、日常生活に支障があるわけではないので、退院したいと答えておきました。

 

先生が検査結果を検討された後、午後2時頃に退院の許可が出たので、荷物を片付けて午後3時頃に退院しました。病棟を出て歩いていたら、手術当日に担当してくれた看護師さんとすれ違ったのですが、「もう退院されるんですか!」と驚かれていました。そう思われるのも当然で、手術の翌日に退院した人は、骨髄を提供した人の中でも1割もいないそうです。

 

長いようで短かった3日間の入院生活でした。