宮司の日記

骨髄提供体験記その7 手術当日・後編

午後4時を過ぎると、点滴の輸液(生理食塩水)がなくなったので、点滴の針を抜いてもらいました。寝返りの時に針を気にしなくていいのはいいですね。

 

その後、しばらくしてからカテーテルを抜いてもらいました。抜いてもらう時はけっこう痛かったです。病室内を歩くのは構わないのですが、病室外に出るのは禁じられていたので、尿瓶(しびん)を渡されました。あまり使いたくはないのですが、こればかりは仕方がありません。

 

午後5時頃にコーディネーターさんがやってきて、翌日に退院することが決まりました。予定では翌々日の退院になっていましたが、天候の関係でで翌日の退院に変更になりました。

 

午後6時になると、夕食が運ばれてきました。朝食と昼食を食べていないので、24時間ぶりの食事です。食事が出来るということは幸せなことですね。おいしくいただきました。

 

午後8時過ぎだったと思いますが、ようやくおしっこが出ました。何とピンク色です。これにも驚きました。排尿痛もあったので、おそらくカテーテルを尿管に出し入れした時に尿道を傷付けていて、その血が混じったのでしょう。医学的知識は持ち合わせていないので、あくまでも推測ですが。

 

手術が終わってから何回か検温がありましたが、ほぼ平熱でした。骨髄提供後に発熱する人も多いようですが、わたしの場合は大丈夫だったようです。丈夫な体を授けてくださった神様と、丈夫な体に産んでくれた両親に感謝です。

 

こうして手術当日の夜は更けていきました。

 

※骨髄提供の手術後は意識が朦朧(もうろう)としていたので、はっきりと覚えてないところもあり、順序が怪しいところもありますが、どうかご了承ください。